合気道とは?

 合気道とは近代発祥の武道ですが、我が国伝統の武の心身を体現しています。反復的に練習する型稽古で自身の技を洗練する過程を通じ、武道の心身を作っていきます。
 また、全身を合理的に用いた技を追究しており、熟達すれば腕力で敵わない相手でも制することができる点も特徴です。

部について

 東京大学運動会合気道部は昭和29年(1954年)、現在も永世師範として指導を続ける田中茂穗先生によって創始され、2014年に創部60周年を迎えました。
 日本で最も歴史が古い合気道部の一つで、学生合気道のパイオニアとしてふさわしくあるべく、2015年現在約50名の部員が日々研鑽を積んでいます。
 東大合気道部では試合は行いません。日々の型稽古を通して武道的な身体の獲得を目指しています。また、武器術の練習も取り入れ、より深い合気道の理解に活かしています。

指導者紹介

永世師範 田中茂穗 九段(明治神宮武道場至誠館 名誉館長)

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諸君は現在、合格の充足感と、これから始まる学園生活に、大きな希望を抱いていることであろう。
或いは、多少の不安を覚えているのかもしれない。そこで先づ諸君に目指してほしいことは、消耗した心身の鍛錬である。それには我が部に入り、合氣道の稽古を通じ、文武不岐の理を体得することと、生涯にわたり語るに足りる心友を見付けることである。

諸君、われ等が運動会合氣道部に来れ!

名誉師範 稲葉稔 八段(明治神宮武道場至誠館 名誉師範)

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告ぐ!!受験戦争の”勝利者”へ

合格は勝利ではなく、人生行路の出発だ。人生は戦いの連続。
現代は、予期せぬ見えざる挑戦を受け続ける。その時、君はどうするか・・・・・。
武道は、人生の戦いで、自分の本心・本意を探し出し、貫くことにあり、今様戦いの術が必要となる。合気道は、世界に誇る日本武術の一つで護身術ともなる。
我が部は、体力を鍛え、気力を養い、知力を磨き、不屈の精神を作るのを目的とする。
心優しく、知性あるも、力弱き者、来たれ!

師範 山田高廣 七段(明治神宮武道場至誠館 師範)

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グローバリズムの名の下に、欧米起源の基準が世界に広まっていく中で、我が国で生まれた武道という文化が世界に広まっている魅力は何かと考えたことはあるだろうか。大きな理由のひとつは、武道の修行が単なる肉体の鍛錬に留まらず、感性の練磨と知的な刺激に満ちた営みだからである。鋭くも柔らかい感性なくして本質の洞察なく、知性なくして己のなすことの自覚はないことを、稽古を通して実感するのである。
これから世界で活動していくであろう諸君が、文武両道の場を体験することは、必ずや豊かな実りをもたらすものと確信している。多くの諸君の参加を期待する。

   荒谷卓 六段(明治神宮武道場至誠館 館長)

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さあて。これからどんな生き方をするつもりだい。
教科書と理論ばかりじゃ、考え方も生き方とも既製品と同じになってしまう。これからの世の中、既製品じゃ通用しないぞ。それに、自分の利益ばっかり考えるようなやつはごめんだ。
戦いの場でさえ、興奮し緊張しないように心身を向上させることで、自由な発想、適切な判断と対処ができる人間をつくる。真の日本武道には、そこのところがあるんだな。
日本独特の和する戦いには、自然の摂理と人の心の動きを知るということが不可欠だ。武道の技を通じて、その感性を磨き、自分の生き方に応用してみないかい。

自分で考え行動し、社会に貢献できる人間になりたいと考えている君!
そんな君を待ってるよ。

コーチ 堀下直人 六段(東京大学運動会合気道部OB)

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心から遊離しない身体、身体から遊離しない心。それを得た人の姿は見ただけで確かに違う。一点への集中力を以て 、自分というリソースを最大限有効に使うことが、この部の追求する武道である。学業、仕事、家庭、社会。日常の闘いで性別や筋力の強弱は言い訳にならず、君たちは各々の目的のために、好むと好まざると荒れ狂う海をずぶ濡れになりながら渡っていかねばならない。稽古をはじめればすぐ、日に日に変わっていく自分、昨日よりも確実に強くなっている自分に驚くだろう。それはまた、他との共生という視点とあいまって、圧倒的に深まっていく底知れない世界の始まりでもある。

至誠館とは?

 至誠館は明治神宮内にある武道場で、田中茂穗先生を初代館長として1973年に開設されました。 以前より田中先生の指導を受けていた東大合気道部は至誠館とも関わりを持つようになり、 至誠館の師範方の一部に稽古指導を仰いでいます。

 この他、引退後も練習に参加するOB・OGも多く、貴重な指南役として現役との繋がりを保っています。